芋たこなんきんに人生を学ぶ

今BSで再放送中の芋たこなんきんが素晴らしい!

小説家田辺聖子さんの
自伝的ドラマで、
小説家の町子(藤山直美)が主人公。
町子と同じく小説家だった妻に先立たれた
5人の子どもを持つ街医者の健次郎
(國村準)がパートナー。

家族に起こる身近な問題を丁寧に描き、
家族とは?夫婦とは?生死とは?
さまざまな問いを観る側にも投げかける
秀逸な作品です。

何度も感動回があるのですが、
昨日もたった15分のドラマとは思えない
凄い回でした。

先妻の法事を家で行うと言った町子に
後妻が先妻の法事を執り行うのはどうか?
と、反対の声が入り一旦中止となったものの
(実際にはふたりは籍を入れず
町子はおばちゃんとしての位置付けなんだけど)
やはり執り行うと決めた回だったのですが、
その決め手となったのが、
先妻の澄子さんが残した家計簿でした。

家計簿には献立など生活のメモや子どもの成長
そして、5人の子どもを世話しながら家庭を切り盛りする傍ら
原稿執筆に励みながらも、
死への恐怖が綴られていて
澄子さんが懸命に生きた記録を読んだ町子は
家族や親類みんなで澄子さんの思い出を語り合う
法事を絶対にやらなあかん
となったのです。

この家を切り盛りする人生の先輩として
また尊敬する小説家として
町子が澄子さんに抱く
あたたかく大らかな思いが素晴らしい。

また、町子が戦争経験を綴った小説を
小学生のきよし君が読み、
死への恐怖を感じていることも
その決意に至った理由だったと思います。
きよし君と死について語り合うシーンも
本当に良かった!
(藤山直美さんの演技が素晴らし過ぎる!!!)

ああ、あと数時間後が楽しみでたまりませんw

そして、澄子さんの家計簿を観て
思い出したのは、女優沢村貞子さんのこの本
また昨日久々に読み返しました。

季節の移り変わりと共に、
たとえ忙しくとも豊かな旬の食卓を育んだ記録
長年にわたり愛読しています。

地味でささやかな日常をコツコツと続けながら
家族でいたわり合い、支え合う、
人生で何よりも大切なこと。
田辺聖子さんの本も読んでみたくなりました。

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