雨の中の美術鑑賞@ニシムイ美術村

かつて沖縄の美術の復興拠点となった
ニシムイ美術村をご存じでしょうか?

1948年に10名の画家が集まって
米軍人にアートを売って生計を立てる
という美術家の理想郷
ここではアートを通じて、
国や人種を越えた交流が行われていたそうです。

梯姑
 島の春
この2つは、具志堅以徳さんの作品です

今回原稿を書くきっかけが
いろいろありまして・・・

娘がわたしの仕事に役立つかも
と置いていってくれた資料と↑

ある女性に道を聞かれ、
「え?この近くに美術鑑賞できる公園があるって???」
となったのです!

娘の友達も近くに住んでいたし
たしか以前は何もなかったと思うのですが
今、小さな公園ができているのです!
(近くに住んでいるのに
全然知らなかった!)

贅沢にもオープンエアの中
美術鑑賞を楽しむことができる!!!
これって箱根の森美術館以来かもです!!!

雨粒がぽつぽつと滴る絵画も
またとても美しかったデス!!!

もしよければ
みなさんもポケットパークに
足を運んでみたください!

↑改めて偉大な方たちデス!!!

美術村の歩みを読むと、
のちの沖展となる美術展を開催、
琉球大学の美術科開学、
絵画の研鑽はもちろん
金城次郎さんに陶芸を学んだり、
沖縄芸術祭では、ゴッホとゴーギャンを演じたり
あらゆる芸術をクロスオーバーさせながら
互いを刺激し、
芸術文化を高めていった方々なのです。

漫画界におけるトキワ荘よりももっと前にあった
アートムーブメントの
先駆け的存在だったんですね~

1972年 環状二号建設で
24年の輝かしい歴史に幕を閉じた美術村

ああ、何とかして
場所を変えてでも
続けることはできなったのか?
本当にもったいないし残念です。

今、サウスロンドンの音楽が
あんなにも熱いのは
同じ情熱を持ったミュージシャンたちが
互いに刺激し合い
クオリティの高い作品を生み出しているから
なんですよね~
どうにかして
復興させることはできないのかな?
今は住宅地になってしまった跡地で
そんなことを考えてしまいました。

そして、そんなニシムイ美術村が
またスポットを浴びるきっかけになった
この小説を今読んでいます。

ニシムイ美術村
もっと多くの人に知ってもらいたいです。

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