番組を聴いてくださっているみなさんへ

いつも番組をお聴きくださり
本当にありがとうございます。
みなさんに支えられ12年目の春を迎えられたこと
改めて感謝しかありません。
本当にありがとうございます。

いつも土曜の夕方ということで
のほほんとゆるーく楽しく
週末ならではの番組をお送りしてまいりました。

しかし、新型コロナウィルスの感染拡大にともない
週末、人が動かないことが
感染防止の鍵となってしまった今
今までのように
番組を作ることができない状況になってしまいました。

先週から番組の冒頭、
みなさんにお願いをすることからスタートしています。
那覇市医師会の医療の緊急事態宣言を受けて
今週は先週よりもより強くお願いをしました。

今後その状況により、
番組も変化していくかと思いますが、
しばらくは、週末は家にいてほしいことを
お願いし続けると思います。

番組を聴いてくださっている方に
どうか無事でいてほしいし
その方の大切な方にも無事でいてほしい
それぞれが能動的に「外出しない」を実践し、
まわりの方をどんどん巻き込んで
週末出かけない、ということを実践してほしいです。

番組として今後どんな方向を向いていくか
暫くは模索の日々が続くと思います。
スポンサーさんや局、さまざまな意向があると思いますが
わたしの気持ちに変わりはありません。

ずっと続けてきた
楽しい雰囲気を壊さないで
と思っている方もいらっしゃると思いますが
今活動を自粛をすることが、
命を守り、また明るい未来を作る近道です。

沖縄には命どぅ宝という素晴らしい精神があり、
人を思いやり命を守るやさしい社会が
ここにはあります。
沖縄ならこの困難を越えていけると信じています。

シーミーはご先祖と時を共にする
とても素晴らしい文化だと思うし、
憧れてさえいます。
でも、今年はできれば行ってほしくありません。

ご家族ご親戚とも居住を共にしている方以外の方と
距離をとってほしいです。
おとうさんおかあさんを思えばこそ
今は会いに行かないでほしい。
ましてやご高齢のおじいちゃんおばあちゃんには
絶対に今は会いに行ってほしくありません。
イタリアで感染が拡大したのは
北部封鎖で無症状の人たちが
実家に帰り、高齢の家族にうつしたことが原因です。
どうか、ご自身の身を守り、まわりの人を守り、
安全にお過ごしください。
ご先祖さまも何よりもそれを願っていると思います。

番組で話したように
新型コロナウィルスにかかったニューヨークの姉を通じて
わたしもその怖さを知ったし、
家族を失うかもしれない覚悟を味わいました。

この病気の厄介なところは
症状がほとんどない方もいらっしゃるし、
その病状は人によりさまざまなところ。

一般に報道で軽症といわれている方は
人工呼吸器をつける一歩手前の方まで入っています。
重症とは人工呼吸器をつけICUに入っている方のことです。

軽症といわれている方の中にも
突然の発作に苦しめられ恐怖とたたかったり
長い高熱にうなされたりしている方もいらっしゃいます。

そして医療崩壊してしまった地域の
その殆どの患者さんは医療を受けることができず
自宅待機を強いられています。
大きな不安を抱え、ひとりで病と闘わなければならず、
いざとなった時、ひとりで亡くなるという怖さも抱え
病気とたたかっていらっしゃいます。

症状のほとんどない方の体験談を鵜呑みにして
安易に考え行動をとる事をどうかしないでほしいです。
症状は本当に人それぞれです。
同じ家族でも症状は全然違い
人によっては
大変な症状になりうるということを
もう一度心にとめてほしいです。

何人も知り合いを亡くしている姉も
この病気の怖さを沖縄の方に知ってほしい
感染を食い止めてほしいと
随時、ニューヨークの現在を伝え続けてくれています。
わたしも出来る限り伝えていきたいと思っています。

長々と読んでくださりありがとうございます。
季節の変わり目、
まだ寒い日もあったり不安定な毎日です。
くれぐれもお身体を大切になさってくださいね。

一日も早く
みんなが元の生活に戻れる日が来る事を信じています。

そしてまたいつか
楽しい週末番組が作れることを信じています。

タグチマミ

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